気難しい人

そういえば、母は飛行機に乗るのを怖がった。結局一度も飛行機に乗ることなく亡くなったのか、あるいは僕が生まれる前には飛行機に乗っていたのか定かではないが、物心をついてからは飛行機に乗っていないし海外旅行にも行かずに亡くなった。車での移動のときもよく乗り物酔いをする人だった(今自分が運転するようになって思うと、父の運転はたしかにブレーキの踏み方が独特で酔ってしまうのもわかる気がする)。遊園地でもコーヒーカップに乗って気持ち悪くなってしまうことがあった。
まぁ、気難しい人だった。この一言で済ますことはとてもできないけれど、日本以外の国に行くことなく、そうした欲望も持たず、あるいは押し殺していたのか本当に興味がなかったのか定かではないけれど、亡くなってしまった。

ということを、LAフード・ダイアリーを読みながら少し考えた。

LAフード・ダイアリー

LAフード・ダイアリー