ゆるタモリ

アラサーのタモさんが日常をゆるく綴ります。

コロナ後の飲み会について

仮に緊急事態宣言が解除されたとしてもすぐには元の生活には戻れないことは、おおよそ多くの人が共有している認識だろうと思う。でもそろそろ人と会いたいし飲みにも行きたい。そう思っている人は少なくないはずで、この土日は人出が戻りそうだ。今後、電磁的記録と位置情報によって監視を行う世の中に移行したとしても今の日本の法律では協力しなければ逮捕、なんてことにはならないだろうから、次のような対策をすれば、足を残さずに飲み会を開催できることになる。保健所の聞き取りに対して「家にいました」と突っぱねることができる人ならばという条件付きで、モラルハザードになり得てしまう。

  • 電車の移動は現金を用いる
  • 会計は現金
  • コミュニケーションログを残さない(googleのアカウントを共有してメールでやりとりする、等)
  • 位置情報を無効にする
  • SNSには書き込まない


今後の世界は、統治権力による垂直的な監視と、匿名的位置情報データによる水平的な共同モニタリングになるかで議論されているが、ノア・ハラリやマルクス・ガブリエルの意見も含め、欧州は垂直的監視優位となりそうだ。じゃあ日本はというと、垂直監視に国民が納得するかと言われるとかなりグレーで、おそらく同調圧力を借りた水平的なモニタリングになる。そうなったとしても、位置情報を提供するか否かは個人の判断に任せられる他ない。そうなると、電磁的に存在しないことが、現実に存在しないことと同義になり得る。


となると、毎日のワイドショーではマスメディアが「個人の位置情報データが解析可能となるような設定方法」についてレクチャーを始めるはずだ。しかしながらそれを世論はどう受け止めるだろうか。反発もまた多いのではないだろうし、またしても協力しないものは悪だと仕立て上げられる事態にもなり得る。外出自粛と異なるのは傍目にはわからないことで、まさか自粛警察が「ちょっと携帯を見せてください」とは言わないたろうから、見られる心配さえなければ隠蔽のインセンティブは外出自粛よりも強くなる。そのような状況で歓楽街のクラスタ発生をコントロールできるかと問われると、かなり怪しいと言わざるを得ない。


SNSでは皆で「社会の言うことを守っている」ような発信を心がけ、リアルでは制度を出し抜いて楽しむ、という世の中、これこそ第二波で危惧すべき問題だ。自粛警察の心理も「自分さえ良ければ」という強い気持ちの裏返しであることや、マイナンバーカード等を含む昨今の失政を鑑みれば、位置情報を差し出す者が多くなるとは予想し難い。そうなった場合、位置情報のハザードマップは単に自分が「お出かけしても良さそうな場所」リフトの候補地選びアプリとして機能してしまい、本来の目的のために利用されないというモラルハザードが生じる。ここを含めて制度設計できるかどうかが肝要と思うが、果たして実装できるだろうか。