練習

ぼちぼち、家の防音を業者さんと打ち合わせしつつも練習を進めている。ブラームスの練習曲。

この曲は、重音を同じタイミングで綺麗に鳴らすことが一つの目標になる。黒鍵と白鍵で高さが違うので、なにも考えずに弾くとずれてしまうのだけど、それを練習で一緒に鳴らせるように訓練する。難しい。

モーツァルトみたいな曲だとこういう何でもない箇所で二つの音が揃ってなくて、みたいなことがよく起きる。たぶんプロの奏者でも難しいんだろう。

この前レッスンで
「どうやって合わせようとしてますか?」
と問われて
「どちらかというと、指をコントロールするというよりかは、出てくる音にフォーカスして、その音を合わせることで指をコントロールする、みたいなイメージです」
と答えたら
「うん、それでいいです」
と言われたことがあった。「そうか、そんなふうに考えていたのか」と自分でふに落ちるというか、これは面白いなと思ったのだった。

音を聞いてからでは、もう音が出てしまっているのでコントロールは効かない。一緒に音が出ていることをイメージして、ここかな、という風に弾くのだけれど、当然ばらけることもある。何度か弾いて、少しは揃うようになる。トライアンドエラーで、より正確な神経回路を頭の中に作っていく作業をしている、ような感じ。

アプローチの仕方として、「指を同時に振り下ろして、打鍵タイミングを揃える」というアプローチの仕方もある。でもそっちのやり方は直観的に嫌な感じがする。なんとなく、間違っている気がする。なんとなく。こういう感覚はなかなか自覚するのも難しいし、伝えるタイミングもない。でも、大事なことだと思うんだよな。