碧しの引退

AV女優の碧しのが引退をツイッターで発表した。(2020/1/11追記:現在Twitterアカウントは削除されているが、引退発表のツイートは「結婚や妊娠ではなく一身上の都合というやつです」との文言だった)うがった見方をすれば沢尻エリカの件が頭をよぎるが、これはちょっとした出来事だ。デビュー当時から追っていたコアなファンを除けば、モルツくん監督のNTR作品以後に知った男性も多いと思う。NTR作品を認知させた第一弾として群を抜いて素晴らしい作品だった。(その後の同シリーズの作品はほぼプロットが同じこともあり、女優の魅力に依存したものになりつつある。)
碧しの - Wikipedia

分かりやすい記号的な身体が売れる中、凡庸な身体の女優が売れるには何らかの武器が必要だが、彼女にはそれがあった。事実、DMMで作品レビューや批評も行なっていることもあり、男性ニーズを汲み取って作品に活かすサイクルを築いて回していたのだろうと思う。素晴らしい演技派の女優だった。
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作品レビューをFANZAで書いてもいる。
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(ここではロリ女優ということになっているが、ここ数年ですっかり大人な女優へと変化を遂げた。)

デビュー以後は凡庸な女優と変わらず(いや、まったく違ったのだが)プレステージ作品などに出演していたが、近年はながえスタイルの作品が多かった。わかりやすい構成、番人受けする作品から、より多様で複雑な性と性欲について探求する作品に取り組んでいたように見受けられた。そんな女優の引退はとても惜しい。地上波の女優でもここまで演技できる女優はそうはいないんじゃないかとさえ思う。ながえスタイルのベストDVDが出たのが半年前くらいで、AV女優としてはここから人妻作品、熟女作品へスタイルシフトしていく年代に入る。まだまだこれから見たい女優だった。
AV女優は現代の地上波を賑わす女優のB面である。ネガとポジの関係にある。これはAV女優の名前が表世界に生きる女優の名を文字って付けられることが多いことからも分かる。この世界は、表の芸能界を意識せざるを得ないし、橋本ありなや相沢みなみがFANZAの女優賞を取ったことは、いかに現代の男性が胸の大きさに頓着せず華奢な女性像を求めているかがわかるだろう。AVの世界とは、そういう社会をより生々しい欲望の側面を強く価値づけて照射するものでもある。
碧しのに関しては、2年後くらいにガラッと熟女女優として復帰してほしいと思う。