Without haste, but without rest.

Without haste, but without rest.

週末

ピアノはバッハのシンフォニア。1番。一番から弾けばいいかなと始めてしまったけれど、定石の練習順序ではないらしい。でも弾けるようになってきた。三声の弾きわけができるようになればいいんだな。次は12番にしよう。インベンションは小学生の頃からやっていたから、とりあえず後回しに。

高校の頃はオーケストラにしか興味がなかった。それまでずっとピアノを弾いていたけれど、やらされている感覚しかなく、楽しくなかった。楽しさを知らずにいた、と言ったほうが正確だ。でも高校には仲間がいた。おお、こんなに音楽が好きな人たちがいるのか、と。それが嬉しかった。(この夏に室内楽をする仲間はこの頃の仲間だ)その頃からオーケストラにばかり興味があった。それが、大学に入ってから、大学を出るまで続いた。仲間に恵まれ過ぎていたのかもしれない。オーケストラや室内楽が好きなのは今も変わらない。

でも、たぶん僕はどこかで満足してしまった。オーケストラの首席も弾ける。室内楽も弾ける。そういうプレーヤーに20代の10年間をかけて到達した、という結果と、経験が残った。仕事を終えて家に帰って室内楽ヴィオラパートを弾くのはなかなかに孤独だ、単旋律だし、という理由もある。だけれども、楽器をやっている以上、音楽をやっている以上、舞台でどれだけのパフォーマンスをできるか、というのがどうしても付いてくる。vaでのパフォーマンスと、fpでのパフォーマンスを比べたら、よりソロパフォーマンスとして人前で様になるのは10年経った今でもfpだ。だから僕はまたピアノを弾き始めた。オーケストラ奏者や室内楽奏者ではなく、ソリストとしての自分を考えた、ということだろうか。もちろん、オーケストラを続けていなければ出会えなかった仲間が大勢いるから、いまの目標である「オケでピアノコンチェルト」という夢だって掲げることが出来るのだけど。だから、次の10年の間に、僕はアマオケでピアノコンチェルトを弾く。10歳から20歳というと、ピアノを習っていた子供が受験を通過して、ピアニストとして駆け出すまでの期間だ。僕もそれを、時間は限られているけれど、この10年でやろうと思う。既に8ヶ月くらい経ったけれど、たぶん大丈夫だ。