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[essay]無題

どんなことでも人並み以上に器用にこなせる。母集団を選ばずに比べたらそうだと思う。でも、その母集団が変わるとそうではなくなる。当たり前の話だが、どんなことでも人並み以上にこなせる人たちの中にいたら、人並み以上に出来るだけでは凡庸になる。
高校では、「ここでは今まで一番だった人が一番下に順位付けされ、そのことにショックを受ける人がいる」と予め注意を受けた。通っている時にはそうは思わなかったし、それほど気にはしていなかったけれど、改めて社会の寄せ集め集団に属してみると、自分の序列というものが大きく変わってしまっていたことに気がついた。「ああ、ここは小中学校の教室みたいだ」と思った。

[essay]無題

オーケストラというのは女性も多く、技量が人間関係的な序列に影響するため、女性が権力を握ることも多い。そういう組織は世間一般を見渡してもあまり見受けられない。一部には存在していても、男性優位なところの方が遥かに多く、世論を形成するマジョリティは常にこちら側である。
私のいまの職場は、明らかに男性優位である。男性優位だが、男性優位であることに気付いている人はいないだろうし、そこに疑問を持つ人もいないだろう。大抵の人は、生きにくさや違和感を感じても、それが普通になってしまえば、時間とともに感覚を麻痺させてしまう。無論、違和感さえも抱かない人もいるのだろうけれど、一部の男性と一部の女性はとても居心地悪そうにしている。俗に言う草食系男子とか。
職場全体が野球部のようなものだ。私は野球部にいたことがあるから今では野球部の時のように振舞っている。そう振る舞うほうが遥かにストレスが少ない。

[essay]週末

オケの練習と室内楽の打ち合わせ。台東区の谷中と根津を歩いた。なんでもない下町だけどおしゃれなお店が多くてびっくり。